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住まいづくりを考えるブログ

2020/01/24住まいの気密・断熱性能, 断熱リフォーム

中古住宅を買う際に気を付けたい断熱性能の低さ(2)

こんにちは。

独立系住宅アドバイザーの「高性能な住まいの相談室」の高橋です。

近年、中古マンションを購入して、リノベするケースが増えていますが、その際に気にしてほしいのが断熱性能なんです。

前回に続いて、中古マンションの断熱性能について解説させていただきますね。

中古マンションの断熱性能は新築マンションよりもかなり劣る
中古マンションを購入する際に、注意していただきたいのは、古いマンションや戸建て住宅は、現在の新築住宅に比べて、断熱性能がかなり低いということなんです。

一般的には、中古マンションは、耐震性能を考えて、新耐震基準(1981年以降)のものを買うことが推奨されていると思います。

それは、もちろん大切だと思います。

 

ですが、断熱性能の基準は、新耐震基準以降もどんどん変わってきています。

欧米などの他の先進国の住宅の基準に比べて、我が国の新築住宅の断熱性能の基準が非常に低いことは、他のブログでも説明してきています。

でも、中古住宅の断熱性能の低さは、その比ではないんです。

現行の省エネ基準に比べて、平成4年基準(1992~98施工)の場合は、断熱材の厚さの基準が概ね1/2、さらに昭和55年基準(1980~91年施工)の場合はなんと1/5です。



つまり、一般的な中古マンションは、新築マンションに比べて、断熱性能がかなり低いため、結露が生じてカビ・ダニは発生するし、夏は暑く、冬は寒い住まいであるということです。

そのことをきちんと認識して、リノベーションの計画を行いたいものです。
住宅の断熱・気密性能は、住宅取得者の「2大ガッカリ」
また、東京大学大学院の前准教授の調査によると、家を建てた方々の計画のプロセスごと(横軸)において重視した項目(縦軸)は、グラフのようになっています。



ここで、ご注目いただきたいのは、緑の太線です。これが少し専門的な言葉ですが、「室内温熱環境」、つまり住宅の断熱・気密性能のことを言います。

計画段階では3~4番目に重視していたつもりが、家が出来上がって、入居した後の満足度は非常に低くなっています。

省エネ性能(黄色線)と合わせて、家を建てた方の「2大ガッカリ」項目とも言われています。
フルリノベの際には同時に行いたい断熱リノベ
マンションでフルリノベする場合、同時に断熱リノベをすることによるコストアップは、それほど莫大な金額ではありません。

入居後の快適性や、ご家族の健康、省エネや光熱費のことを考えて、リノベーションの際は、断熱リノベもぜひ行っていただくことをお薦めします。

そういったことから、当社のCoCochi Reno(ココチリーノ)という中古住宅購入+断熱フルリノベ+リフォーム一体型住宅ローンのワンストップサポートのサービスは、断熱リノベを重視しています。

まだまだ、我が国では、断熱リノベをきちんとできるリフォーム会社は、多くないのが現状です。

CoCochi Renoは、断熱リノベの実績が豊富な信頼できるリフォーム会社をご紹介します。

住まいづくりの選択肢の一つとして、ぜひご検討いただければと思います。


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